ECサイトごとの特徴

ECサイトを作る前に必ず確認しておくべきこと

コロナの影響でどの業界も苦戦する中、ECサイトの市場はどんどん規模を拡大させ、今後もまだまだ伸びると見込まれています。今までECサイトを全く考えていなかったところでも、これを機に導入を検討しているという会社も多いのではないでしょうか。しかし、どうやって作ったらいいのか、どのサービスを利用すればいいのか分からないという方はまず以下の4点を基準として考えましょう。

1.【費用】皆さんが一番最初に気になる部分かと思います。初期費用と月額費用があり、今後ECサイトにどれくらい力を入れていくのか、短期的にやるのか中長期的に取り組んでいくのかなど、あらゆる観点から総合的に考える必要があります。

2.【機能】ECサイト構築後に当然あると思っていた機能が実はなかったとなれば大問題です。利用するサービスや費用によって使える機能にもかなり違いがあります。自分たちにとって欠かせない機能は何なのかを事前に洗い出しておくことが重要です。また、今後新たな機能をどんどん付け足していく予定があるなら、拡張性の高いサービスを選びましょう。

3.【セキュリティ】ECサイトは名前・住所・電話番号だけではなく、クレジットカード情報などの重要な個人情報を取り扱います。昨今も時々ニュースになっていますが、それらの情報を流出させたとなれば、会社の信用を大きく失うことになります。そういう意味では最も手の抜けないポイントです。

4.【サポート】費用を安く抑える代わりに、サポートはメールやロボットチャットのみというサービスもあります。特に初めてECサイトを構築する場合や、それに関する知識を持たない場合は電話対応などサポートが手厚いものを選ぶ方が無難です。どういったサポートがあるのか事前に必ず確認しておきましょう。

各ECサイトの特徴

ECサイトを作ると言っても方法はたくさんあります。それぞれメリットとデメリットがありますので自分たちに合ったものを選択することが大切です。以下の3つがECサイトを構築する上で主な選択肢になると思います。

1.【ECモール】オンライン上のショッピングモールのことを指し、Amazonや楽天市場などがこれに該当します。ECモールに出品する形式と、出店する形式があります。Amazonなどの市場に商品だけを出品する場合は、出品の際ECモール上のフォーマットに沿って内容を入力していくだけになるので、商品の種類や価格で他社と競い合うことになります。楽天などのECモールに出店する形式の場合、店舗ページや商品ページのカスタマイズの幅が広いため、ブランディングの意向に沿った販売が可能です。メリットは、既に集客力のある場所で出品できることです。デメリットとしてはコストがかかることが挙げられます。

2.【オープンソース】必要な機能が入ったソフトを自社サーバにインストールしてECサイトを構築していくやり方です。ソースコードが無償で公開されています。初期費用など抑えることができたり、ページごとのカスタマイズのが幅広く行えますが、専門的な知識が必要になります。

3.【ASP】ECサイト構築に必要なプラットフォームそのものをレンタルするやり方です。最近よく広告で見かけるBASEなどがこれに該当します。メリットはとにかくECサイト構築に手間や時間がかからないことです。また、モールと違って独立型であるため、商品がライバル他社と比較される心配がなく、価格競争のリスクが少ないこともメリットの一つです。ただ、オープンソースほどカスタマイズ性が高くなく、ECサイト内でできることにもASPによって限りがあります。

会社や商品の認知度、市場規模によってもECサイトをどう展開していくかという戦略も変わってきますので、自社の現状と今後の目指すべき方向性を検討し、適切なECサイトを構築・運営できれば売上にも繋がっていくのではないでしょうか。

Portrait of young asian woman holding smartphone and credit card while sitting at office desk.

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