サブドメインについて解説します

サブドメインとはどのようなものか

サブドメインとは主軸となるドメインの前に加わるドメインのことです。例えば、「◯◯◯.net」というドメインが存在し、「◇◇◇.◯◯◯.net」のように設定した場合「◇◇◇」の部分がサブドメインとなります。

サブドメインは好きな文字を決めることができるので、コンテンツの内容に応じて設定するのが一般的です。規模の大きなサイトでよく見かけますが、サイトの内容を目的や用途によって使い分けています。

ネットショップでは、ブランドや商品ジャンルごとに管理されることが多く、例えば「ブランド名.◯◯◯.net」などのようにサブドメインにブランド名が入っていることも多いです。サブドメインを設定することで、サイトの管理者は運営しやすくなり、ユーザーにとっても混乱することなく把握できます。運営者、ユーザー共にメリットをもたらしてくれますが、大元となる事業と関連性がない場合は新規に取得するのが一般的です。

サブドメインのSEOへの影響は?

サイト運営者からするとSEOへの影響が気になるところですが、Googleはドメインによる悪影響の存在を否定しているため、サブドメインはSEOに悪影響を及ぼす心配はありません。

以下では、本サイトへの影響、分割された側のSEOについて解説していきます。

【本サイトへの影響(ルートドメイン)】 前提としてSEOは一貫性が重要とされています。1つのサイトで異なるジャンルを扱うよりも、1つのジャンルに関して深堀していく方が検索上位に上がりやすい傾向にあります。これは専門性が高いとGoogleが判断してくれるからです。

ただ、ネットショップなどでは複数の違うジャンルを扱うことがありますが、同じショッピングサイトなので別のドメインを取得するのは適切ではありません。なので、ジャンルの異なる商品をサブドメインで分けて、それぞれの一貫性を保つ手段がとられています。これにより異なるものを扱ったとしても、SEOにおいてマイナスになる可能性を下げられます。

【分けたサイト(サブドメイン)】 サブドメインは本サイト(ルートドメイン)のSEO評価の影響を受けます。新規に取得したドメインは評価がゼロからスタートしますが、サブドメインは本サイトのドメイン評価が影響するため、すぐに成果が出やすいとされています。注意点としては本サイトの評価が悪い場合、その影響を受けてしまいます。

サブディレクトリについて

サブディレクトリとは、本ドメインの前ではなく後ろに付け足される文字になります。例えば「◯◯◯.net」というドメインがある場合「◯◯◯.net/△△△」という設定をした際の△△△の部分がサブディレクトリになります。サブディレクトリはカテゴリごとにページを区別するために使われることがほとんどです。ページ内を細かくフォルダで分けるような感覚で利用するとよいでしょう。

それでは、これから新しい情報配信を始める場合、サブドメインとサブディレクトリどちらを選ぶべきなのでしょうか?結論、SEOに有利なのはサブドメインとサブディレクトリ共にどちらが正解ということはありません。

だだ、サブドメインとサブディレクトリを比較してみると、サブディレクトリは元ドメインのSEO評価を引き継ぐことができます。対してサブドメインは、検索エンジンでアルゴリズムの変化による影響を受けますが、本ドメインの評価の影響を受けるとされています。つまり、本ドメインのSEO評価を活用したい場合は、サブディレクトリで運用したほうが効果的と言えます。

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